秋の食材「栗」について [旬の食材]
食欲の秋ですね。
今日は、秋の食材の栗について書いていきたいと思います。
栗は、胃腸を丈夫にしたり、血の巡りを良くする働きがあります。
したがって、気や血が不足している「気血両虚」、
血の巡りが悪い「瘀血(おけつ)」の人に良い食材です。
滋養強壮の働きもあるので、元気がなく、抵抗力の弱い人にも良いです。
ただし、栗は消化しにくい食べ物でもあるので、一度に何個も食べるのは避けて、
一日10個程度にとどめておいた方が良いでしょう。
今日は、秋の食材の栗について書いていきたいと思います。
栗は、胃腸を丈夫にしたり、血の巡りを良くする働きがあります。
したがって、気や血が不足している「気血両虚」、
血の巡りが悪い「瘀血(おけつ)」の人に良い食材です。
滋養強壮の働きもあるので、元気がなく、抵抗力の弱い人にも良いです。
ただし、栗は消化しにくい食べ物でもあるので、一度に何個も食べるのは避けて、
一日10個程度にとどめておいた方が良いでしょう。
2015-10-05 20:22
冷え性におすすめの果物 [旬の食材]
前回では、スイカとメロンは身体を冷やすと書きました。
それでは、身体を冷やさない果物は何でしょうか。
今の季節ですと、それは・・・
桃と
さくらんぼです。
桃は、【温性】、さくらんぼは【熱性】の果物です。
桃は、水分が多いので身体を冷やしそうな感じがしますが、
身体を潤わせる作用があり、胃腸を冷やさない特徴があります。
また、さくらんぼも胃腸の機能を高め、消化吸収を良くしてくれます。
したがって、冷え性の方や胃腸が弱い方にはおすすめの果物です。
しかし、桃もさくらんぼも食べ過ぎると熱がこもったり、お腹が張ったりしますので
注意しましょう。
それでは、身体を冷やさない果物は何でしょうか。
今の季節ですと、それは・・・
桃と
さくらんぼです。
桃は、【温性】、さくらんぼは【熱性】の果物です。
桃は、水分が多いので身体を冷やしそうな感じがしますが、
身体を潤わせる作用があり、胃腸を冷やさない特徴があります。
また、さくらんぼも胃腸の機能を高め、消化吸収を良くしてくれます。
したがって、冷え性の方や胃腸が弱い方にはおすすめの果物です。
しかし、桃もさくらんぼも食べ過ぎると熱がこもったり、お腹が張ったりしますので
注意しましょう。
2014-07-02 18:24
スイカやメロンは身体を冷やします [旬の食材]
ムシムシと暑くなってきましたね。
暑くなると、みずみずしい果物が欲しくなりますね。
例えば・・・
スイカや
メロン。
この二つの果物は、中医学的にみると【寒性】の食物に属します。
効能は、のどの渇きを潤し、利尿作用によってむくみを取ります。
よって、暑気あたりには大変良い果物です。
身体に熱がこもっているような体質(実熱・陰虚)の方には、
熱を下げ気を降ろす作用がありますので適します。
一方で、身体が冷えている方(陽虚)、胃腸の弱い方(脾虚)には
ますます身体を冷やしてしまうため適しません。
また、妊婦の方もお腹を冷やすことは胎児にとって良くないことなので、適しません。
なるべく避けた方が良いですが、食べる場合は冷蔵庫に入れず室温のままで
食べましょう。
どの体質の方も、スイカやメロンは食べ過ぎると腎の負担になりますので、
適量にしましょう。
暑くなると、みずみずしい果物が欲しくなりますね。
例えば・・・
スイカや
メロン。
この二つの果物は、中医学的にみると【寒性】の食物に属します。
効能は、のどの渇きを潤し、利尿作用によってむくみを取ります。
よって、暑気あたりには大変良い果物です。
身体に熱がこもっているような体質(実熱・陰虚)の方には、
熱を下げ気を降ろす作用がありますので適します。
一方で、身体が冷えている方(陽虚)、胃腸の弱い方(脾虚)には
ますます身体を冷やしてしまうため適しません。
また、妊婦の方もお腹を冷やすことは胎児にとって良くないことなので、適しません。
なるべく避けた方が良いですが、食べる場合は冷蔵庫に入れず室温のままで
食べましょう。
どの体質の方も、スイカやメロンは食べ過ぎると腎の負担になりますので、
適量にしましょう。
2014-06-30 17:34
旬の海の幸「牡蠣」について [旬の食材]
今日は、今の季節にとても美味しい「牡蠣」について書いていきたいと思います。
牡蠣の旬は、今の季節「冬」です。
旬を外れてしまうと、味が落ちたり中毒を起こしやすく、
日本では「桜が散ったら食べるな」、イギリスでは「Rがつかない季節(5月~8月)には食べるな」
という教えがあります。
「海のミルク」と言われる牡蠣は、天然ミネラル・ビタミン・アミノ酸などを豊富に含んだ
バランスの良い海の幸です。
特に、亜鉛を多く含む食品の代表が牡蠣で、100g中に40〜70mgの亜鉛が含まれています。
大粒の牡蠣を一つ食べれば一日の摂取目安量が摂れるといわれています。
牡蠣と体質の相性は、肝機能の強化の効能がありますので、
虚弱体質の方の滋養には最適です(しかし、食べ過ぎてもいけません。1日1個が目安です)。
よく、「高血圧に牡蠣がよい」と言われていますが、
高血圧に良い成分は身ではなく殻にありますので、身ばかり食べると逆効果です。
また、「牡蠣」は「ぼれい」と呼ぶ漢方薬の生薬の一つです。
「牡蠣(ぼれい)」は、牡蠣の身ではなく貝殻のことです。
貝殻を焼成してから粉砕し、粉にして使います。
不安感、動悸、不眠、めまいや耳鳴りなどに効果があり、精神を安定させてくれます。
また、収斂固渋の作用があり、過汗症や寝汗などに効果があります。
「牡蠣(ぼれい)」の生薬が使われている漢方薬は・・・
安中散(あんちゅうさん)
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
などがあります。
牡蠣の旬は、今の季節「冬」です。
旬を外れてしまうと、味が落ちたり中毒を起こしやすく、
日本では「桜が散ったら食べるな」、イギリスでは「Rがつかない季節(5月~8月)には食べるな」
という教えがあります。
「海のミルク」と言われる牡蠣は、天然ミネラル・ビタミン・アミノ酸などを豊富に含んだ
バランスの良い海の幸です。
特に、亜鉛を多く含む食品の代表が牡蠣で、100g中に40〜70mgの亜鉛が含まれています。
大粒の牡蠣を一つ食べれば一日の摂取目安量が摂れるといわれています。
牡蠣と体質の相性は、肝機能の強化の効能がありますので、
虚弱体質の方の滋養には最適です(しかし、食べ過ぎてもいけません。1日1個が目安です)。
よく、「高血圧に牡蠣がよい」と言われていますが、
高血圧に良い成分は身ではなく殻にありますので、身ばかり食べると逆効果です。
また、「牡蠣」は「ぼれい」と呼ぶ漢方薬の生薬の一つです。
「牡蠣(ぼれい)」は、牡蠣の身ではなく貝殻のことです。
貝殻を焼成してから粉砕し、粉にして使います。
不安感、動悸、不眠、めまいや耳鳴りなどに効果があり、精神を安定させてくれます。
また、収斂固渋の作用があり、過汗症や寝汗などに効果があります。
「牡蠣(ぼれい)」の生薬が使われている漢方薬は・・・
安中散(あんちゅうさん)
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
などがあります。
2012-11-26 11:58
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寒い日にはしょうが・・・でも、体質的に合わない人も! [旬の食材]
ようやく猛暑が去って、秋らしく涼しくなってきましたね。
秋から冬、寒い日が続いてくると必ずやってくるのが、「しょうがブーム」です。
昔からしょうがは身体を温めると言われていましたが、
今はなんだか寒い日は猫も杓子もしょうが・・・ブームのようになっているところがあります。
確かに、しょうがは「微温性」で胃腸を温めてくれます。
寒い日には、しょうがを食べて身体を温めましょうというのは合っています。
しかし、何事も適量が大事。
しょうがが冷え症にいいからと言って、食べるのに度が過ぎてしまうと、
しょうがの発汗作用によって陰液が損傷してしまって、逆に冷えからのぼせるようになったり、
便秘になったり、口が渇いて仕方なくなってしまったりすることがあります。
また、しょうがは温める性質のため、冷え症の方にとってはいいのですが、
逆に、元々熱がこもっていて高血圧の方、赤いニキビの出来やすい方、
のどがよく渇く、身体がほてる、夕方から微熱になる方は、
それらの症状を悪化させることもありますので、控えめにしましょう。
あと、よく言われることですが、痔の方にはしょうがはよくないので、避けましょう。
最近は、「○○は●●に効く」と報道されてブームになりますが、
すべての方に効くとは限りません。
冷え症の人、熱っぽい人、人それぞれ色々な体質があります。
自分の体質に合ったものだとピタッと効くことがありますが、
逆に合わなかったら悪化してしまうこともありますので、
その点に注意してブームに踊らされないようにしましょう(自戒も含んでいます・・・)。
秋から冬、寒い日が続いてくると必ずやってくるのが、「しょうがブーム」です。
昔からしょうがは身体を温めると言われていましたが、
今はなんだか寒い日は猫も杓子もしょうが・・・ブームのようになっているところがあります。
確かに、しょうがは「微温性」で胃腸を温めてくれます。
寒い日には、しょうがを食べて身体を温めましょうというのは合っています。
しかし、何事も適量が大事。
しょうがが冷え症にいいからと言って、食べるのに度が過ぎてしまうと、
しょうがの発汗作用によって陰液が損傷してしまって、逆に冷えからのぼせるようになったり、
便秘になったり、口が渇いて仕方なくなってしまったりすることがあります。
また、しょうがは温める性質のため、冷え症の方にとってはいいのですが、
逆に、元々熱がこもっていて高血圧の方、赤いニキビの出来やすい方、
のどがよく渇く、身体がほてる、夕方から微熱になる方は、
それらの症状を悪化させることもありますので、控えめにしましょう。
あと、よく言われることですが、痔の方にはしょうがはよくないので、避けましょう。
最近は、「○○は●●に効く」と報道されてブームになりますが、
すべての方に効くとは限りません。
冷え症の人、熱っぽい人、人それぞれ色々な体質があります。
自分の体質に合ったものだとピタッと効くことがありますが、
逆に合わなかったら悪化してしまうこともありますので、
その点に注意してブームに踊らされないようにしましょう(自戒も含んでいます・・・)。
2011-09-22 11:10
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