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旬の海の幸「牡蠣」について [旬の食材]

今日は、今の季節にとても美味しい「牡蠣」について書いていきたいと思います。

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牡蠣の旬は、今の季節「冬」です。
旬を外れてしまうと、味が落ちたり中毒を起こしやすく、
日本では「桜が散ったら食べるな」、イギリスでは「Rがつかない季節(5月~8月)には食べるな」
という教えがあります。

「海のミルク」と言われる牡蠣は、天然ミネラル・ビタミン・アミノ酸などを豊富に含んだ
バランスの良い海の幸です。
特に、亜鉛を多く含む食品の代表が牡蠣で、100g中に40〜70mgの亜鉛が含まれています。
大粒の牡蠣を一つ食べれば一日の摂取目安量が摂れるといわれています。

牡蠣と体質の相性は、肝機能の強化の効能がありますので、
虚弱体質の方の滋養には最適です(しかし、食べ過ぎてもいけません。1日1個が目安です)。
よく、「高血圧に牡蠣がよい」と言われていますが、
高血圧に良い成分は身ではなく殻にありますので、身ばかり食べると逆効果です。


また、「牡蠣」は「ぼれい」と呼ぶ漢方薬の生薬の一つです。
「牡蠣(ぼれい)」は、牡蠣の身ではなく貝殻のことです。
貝殻を焼成してから粉砕し、粉にして使います。
不安感、動悸、不眠、めまいや耳鳴りなどに効果があり、精神を安定させてくれます。
また、収斂固渋の作用があり、過汗症や寝汗などに効果があります。

「牡蠣(ぼれい)」の生薬が使われている漢方薬は・・・

安中散(あんちゅうさん)
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

などがあります。





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