身体に合っている漢方薬は飲みやすい？

よく「身体に合っている漢方薬は飲みやすい」と言われています。

また、
「身体に合っている漢方薬は飲むと甘く感じ、合っていない漢方薬は苦く感じる」
「身体に合っている漢方は美味しく感じる」
とも言われています。



私自身は、今飲んでいる漢方薬は飲みやすい味と感じるのでその通りだと思う反面、
過去に、割と「美味しい」と感じた漢方薬で症状が悪化してしまったことがあるので、
全部が全部そうとは限らないと思っています。

ただ、「あまりにも苦くて飲めない」という時にはその漢方薬は証に合っていないと
思いますので、その場合は漢方薬を変更してもらった方が良いと思います。
私も一度だけそのような漢方薬を飲んだことがありますが、
やはり身体に合わず、症状が悪化してしまいました。



また、漢方の味について感じるのは、
悪寒がある時などの風寒の風邪の時には、「辛温解表剤」を飲むと、
心がホッとする感じがし、身体があったまってきます。
しかし、その時に「辛涼解表剤」を飲んでしまうと、
とても苦い味がして本当に飲みづらいです。
逆に、熱が高く出た時など風熱の風邪をひいたときに「辛涼解表剤」を飲むと、
清熱作用があるのですっきりした感じがし、とても飲みやすく感じます。

人の味覚が千差万別のように、漢方薬の味もひとつひとつ違いますので、
実際にお飲みになって「合う・合わない」を実感していただきたいと思います。

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