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顔色が白く艶がなく疲れやすい・・・「血虚」 [中医学]

今日は、「血虚(けっきょ)」について書いていきたいと思います。
「血虚」を簡単にいうと、血が不足した状態です。
そのために、血が臓腑や細胞に充分に行きわたらず、色々と症状が出てきます。

具体的な症状としては・・・

●顔が白く艶がない
●爪の色が白い
●爪が割れやすい
●髪がぱさつく
●めまい、立ちくらみ
●目がかすむ
●動悸
●不眠
●月経量が少ない(生理期間が短い)
●生理周期が長い

などです。

「血虚」の特徴としては、皮膚や粘膜が淡泊で乾燥しやすく、疲れやすい方が多いです。
逆に、血が十分に身体に行きわたっていると、皮膚が赤みをおびてつやつやとしていて、
身体も丈夫です。
「血虚」になると、「心」が滋養されずに、精神が不安定になったり、不眠になったりもします。
そして、血が不足すると末端まで血液が行きわたりにくいので、手足がよく冷えたりします。
また、女性は生理による出血が毎月ありますので、血が不足し「血虚」になりやすいです。


それでは、「血虚」の予防法です。

●「血」を増やす食材をしっかり食べる。 
 プルーンやレーズン、ブルーベリー、なつめ、クコの実などのドライフルーツ、
 ほうれん草、人参などの緑黄色野菜、レバー、黒豆、ひじき、黒ごま、など、
 色の濃いものもきちんと食べることが大切です。
 また、パンよりもお米を主食にして、お菓子やスイーツは控えましょう。
 無理なダイエットや朝食抜き、偏食は禁物です。

●睡眠をきちんととる。 
 正しい睡眠が「血」を増やします。 
 脳を使うのも血を消耗させるので、できるだけ夜遅くまで勉強や仕事、ゲームなど
 をするのは避け、夜はゆったりと休みましょう。


血虚の方でおススメなのは、生薬の「当帰(とうき)」が多く入った漢方です。
「当帰(とうき)」は、補血剤の代表で、血行を良くして体を温める作用があります。





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