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考えすぎと動悸 [七情内傷]

中医学では、感情と病気は密接に関係していると考えられています(七情内傷)。
そこで今回は、「考えすぎと動悸」について書いていきたいと思います。

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物事について考えることはもちろん大切ですが、必要以上に考えたり悩んだりすると、
中医学では脾を傷めやすく、脾の運化機能(詳しくは、こちら)が悪くなると言われています。
そうなると、脾は気血生化の源なので、心血不足となり、
心を養えないので動悸が起こってきます。

このような症状には、益気補血養心の漢方薬が効果を発揮します。

そして、大事なことは物事を必要以上に考えすぎるのをやめることです。
例えば、過ぎ去った日の言動は変えられませんし、明日の天気に気を揉んでも
人の力では自然をコントロールすることも出来ません。
考えすぎる人は、自分の力ではどうにもならないことについて悩む傾向があるので、
それをまずやめて、過去でも未来でもなく「今、この瞬間」を生きていきましょう。

…と、偉そうに言っていますが、私がこのタイプなので努力したいと思います(^^;





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