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更年期障害と中医学~2.腎陽虚~ [中医学]

更年期と中医学の第二回目は、「腎陽虚」についてです。

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【症状】
●顔色が青白い
●寒がり
●四肢が冷たい
●腰がだるい、足の脱力感
●自汗(からだを動かすとすぐに汗をかく)
●下痢気味
●夜間頻尿
●むくみ
●おりものが多い(色は白く、さらさらしている)
●疲労感の増加

【治療法】
温補腎陽・温中健脾

【漢方薬】
八味地黄丸
海馬補腎丸
補中益気湯など

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前回は、腎の陰が不足する「腎陰虚」について書きましたが、
今回は腎の陽気が不足する「腎陽虚」です。
更年期に入ると、腎の陰だけではなく腎の陽も衰えてくるので、
身体を温めることができずに冷え性になったり、気力が衰え疲労感が強くなったりします。
腎陽虚の人は、脾が弱い人が多いので(脾虚)、
腎と共に脾にも作用する漢方薬を併用することも多いです。

過労や睡眠不足は、腎の精を消耗する行為ですので、
腎陰虚、腎陽虚ともに気を付けるようにしましょう。



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