痩せた色白女性には、当帰芍薬散？ [漢方薬の話]
皆さん、「当芍美人（とうしゃくびじん）」という言葉はご存知でしょうか。
「当帰芍薬散」は、昔から色白で痩せた美人によく合う漢方薬だと言われています。
由来は分からないのですが、当帰芍薬散は血虚の漢方薬であるので、
「血虚=色白でやせ形の人」となり、「色白でやせ形=美人が多い」となったのかな？
と推測しています。
そのイメージが広まっているせいか、
内科や婦人科などで、やせ形の女性が諸症状（冷え性やPMS、生理痛など）を訴えると、
正確な診断をせずに「当帰芍薬散」を処方するというところが多いです。
しかし、やせ形の女性や色白の女性がすべて「当帰芍薬散」が効く訳ではありません。
このブログで何度も書いていますが、漢方には「証」という概念があり、
体質が合わない漢方薬を飲んでしまうと、良くなるばかりか悪化してしまうこともあります。
やせ形であっても、体内の水分が足りない陰虚体質であったら、
当帰芍薬散は体の中に余っている水分をさばく薬でもあるので、
体がほてったり体温が上がってしまって悪化する可能性があります。
また、やせ形ではなく、貧血気味でむくみやすい方には合う可能性があります。
「病院で当帰芍薬散を処方されたけど、全然効かないなぁ」と思っている方は、
あなたの証と当帰芍薬散の証が合っていないのかも知れません。
漢方薬で症状を改善されたい場合は、中医学に精通した専門家（漢方内科や漢方薬局）
に舌診や脈診などの診断をしっかりしてもらった上で服用されることをお勧めします。
「当帰芍薬散」は、昔から色白で痩せた美人によく合う漢方薬だと言われています。
由来は分からないのですが、当帰芍薬散は血虚の漢方薬であるので、
「血虚=色白でやせ形の人」となり、「色白でやせ形=美人が多い」となったのかな？
と推測しています。
そのイメージが広まっているせいか、
内科や婦人科などで、やせ形の女性が諸症状（冷え性やPMS、生理痛など）を訴えると、
正確な診断をせずに「当帰芍薬散」を処方するというところが多いです。
しかし、やせ形の女性や色白の女性がすべて「当帰芍薬散」が効く訳ではありません。
このブログで何度も書いていますが、漢方には「証」という概念があり、
体質が合わない漢方薬を飲んでしまうと、良くなるばかりか悪化してしまうこともあります。
やせ形であっても、体内の水分が足りない陰虚体質であったら、
当帰芍薬散は体の中に余っている水分をさばく薬でもあるので、
体がほてったり体温が上がってしまって悪化する可能性があります。
また、やせ形ではなく、貧血気味でむくみやすい方には合う可能性があります。
「病院で当帰芍薬散を処方されたけど、全然効かないなぁ」と思っている方は、
あなたの証と当帰芍薬散の証が合っていないのかも知れません。
漢方薬で症状を改善されたい場合は、中医学に精通した専門家（漢方内科や漢方薬局）
に舌診や脈診などの診断をしっかりしてもらった上で服用されることをお勧めします。
