SSブログ

PMS(月経前症候群)対策~生理前の過ごし方~ [養生法]

今日は、「PMS(月経前症候群)」について書いていきたいと思います。

生理が始まる1~2週間前、
「下腹部がしくしくと痛む」「異様に肩がこる」「理由がないのに気持ちが落ち込む」
「とにかく眠くなる」「乳房が張ってくる」「便秘になる」などなど・・・
体や心に、実に様々な症状が訪れることを「PMS(月経前症候群)」と言います。
また、生理が始まると、症状は軽減していくのが特徴です。
原因は特定されていませんが、黄体ホルモンが分泌される時期に発症することから、
ホルモンなどの内分泌系が何らかの形で関係していると考えられています。

nayamu_girl.png

毎月、生理が来るまで我慢・・・と思っている方も多いかと思いますが、
仕事に集中できない、眠れない、人に八つ当たりしてしまう…など、
日常生活に支障が出るほど症状が酷い場合は、漢方の手助けを受けてみても
いいかもしれません。

「PMS(月経前症候群)」は、中医学では気・血・津液(水)のバランスがが乱れて、
症状が出てしまうと考えられます。
例えば、血が滞っている「お血」の人は、頭痛や肩こりなどが出やすく、
また気が滞っている「気滞」の人は、イライラ・下腹部の痛み・乳房の張りなどが出やすく、
水が滞っている「痰湿」の人は、むくみやめまいなどが出やすいです。

漢方薬で、気・血・津液(水)のバランスを整えることが出来れば、
徐々に「PMS(月経前症候群)」の症状も緩和されることが多いですが、
それと共に、生理前の過ごし方を見直すこともPMSを和らげる一因になってくれるでしょう。


 ☆PMS対策・生理前の過ごし方

● 仕事を詰め込んだりせず、スケジュールにゆとりを持つ
● 普段よりも睡眠をたっぷりとる
● 冷房などで身体を冷やさない
● カフェイン・白砂糖が入った食品を控える
● ビタミン・ミネラル類を摂る
●適度な運動をして、血のめぐりをよくする

など、ポイントはいつもよりも身体と心をリラックスさせてあげることだと思います。
「人生、立ち止まる時が必要」とよく言いますが、
生理前はそういった時期によく似ているのかもしれませんね。


イライラする時や落ち込む時は、アロマの香りでリラックスするのもいいかも[かわいい]





nice!(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0