お店がある横浜の妙蓮寺も、数日前からセミが鳴き出しました。
セミといえば、漢方の生薬にあるのをご存知でしょうか。
蝉退(せんたい)というのですが、正確にはセミの抜け殻を細かくしたものです。
効果は、肺の熱による炎症や発熱・頭痛をとったり、
麻疹や風疹、目の充血などを良くします。
漢方薬では、湿疹やじんましんなどに使われる「消風散」に入っています。
漢方薬の生薬は植物が多いですが、中には蝉退のように昆虫もあります。
「初めに試したひとは勇気があるなぁ…」と思うのと同時に、
それがあって今があるのですから、勇気ある先人に感謝ですね。