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外感頭痛について [中医学]

また先週末に中医学の勉強会に行ってきました。
今回は頭痛の話でした。
それで今日から頭痛について中医学的な視点で書いていきたいと思います。


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中医学で頭痛は外感内傷の2つに分かれます。
外感の頭痛は外邪(特に風邪)を受けて発病し、
急性で痛みが激しく、断続的な痛みが起こりやすいです。
内傷の頭痛は、発病は緩やかで痛みも弱めで、
疲れると激しくなったり時間が経つと良くなったりします。

今日は、外感の頭痛について見ていきたいと思います。


風寒頭痛
痛みが強く、首から後背部にかけて筋肉がこわばったり、関節が痛むことがある。
冷たい風に当たると激しくなる。
【治方】
疏散風寒 
【漢方薬】
川芎茶調散 呉茱萸湯


風熱頭痛
頭が張るような痛みで、酷ければ頭が裂けるように痛む。
発熱、目の充血、口渇、便秘などを伴う。
【治方】
疏風清熱 
【漢方薬】
荊芥連翹湯 銀翹散


風湿頭痛
頭が縛られるような痛み。
体が重だるく、食欲不振、胸焼け、軟便、下痢などを伴う。
【治方】
去風勝湿 
【漢方薬】
藿香正気散


次回は、内傷頭痛について見ていきたいと思います。



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