月経過多の原因

今日は、「月経過多」について書いていきたいと思います。
月経過多とは、生理周期には異常がないが、生理の量が明らかに多いことを言います。
目安としては、ナプキンを１時間に１回変えなければいけないような量です。



中医学では、月経過多の原因は、主に『気虚』、『血熱』、『血瘀』によると言われています。
それでは、それぞれの症状を見ていきましょう。


気虚

【症状】

●生理の量が多く、色が淡い赤
●生理の質はさらさらしている

●疲労倦怠感
●呼吸が浅い
●顔色が悪い（白っぽい）
●下腹部に下垂感がある

【治療法】

補気・摂血


血熱

【症状】

●生理の量が多く、色が鮮やかな赤
●生理の質は粘っていて、血の塊がある

●口がよく渇く
●胸が苦しい
●便秘気味
●小便が濃い黄色

【治療法】

清熱・止血


血瘀

【症状】

●生理の量が多く、色は暗い赤
●血の塊がある

●生理痛がひどい
●お腹を押すと痛い
●血の塊が下りると楽になる

【治療法】

活血化瘀・止血


・・・という訳で、月経過多にも様々な原因があり、その証によって治療法が
違ってきますので、漢方薬を使用する場合は専門家に相談しましょう。

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