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冬病は夏に治せ(冬病夏治) [中医学]

中医学に「冬病は夏に治せ(冬病夏治)」という言葉があります。

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これは、陽気が高まる夏の季節にからだの中にも陽気を補い、
免疫を高めて冬に治しにくい病気を治すことを言います。
冷え症、風邪をひきやすい、関節痛など冬に悪化する病気は、
からだを温める陽気が少ないことが原因である場合が多いからです。

ですので、今から少しずつ治していけば、今年の冬は
「風邪やインフルエンザにかからなかった」や「しもやけが出来なかった」
などの変化が実感できるかもしれません。
また、今年受験を控えている方も、今の時期から体力をつけておくと
本番の冬の季節に万全の体調で試験に臨みやすくなります。

冬に症状が出やすい方は、今から漢方や養生で改善していかれることをおすすめします。
お気軽に当店までご相談くださいね。


「漢方カウンセリング がじゅまる」

〒222-0011
横浜市港北区菊名1-5-1
(東急東横線「妙蓮寺」駅徒歩1分)

営業日:火・水・金・土(祝日除く)
営業時間:10:00~17:00

ご予約&お問い合わせは下記のフォームからお願いします。

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虚証の瘀血に「芎帰調血飲第一加減」 [漢方薬の話]

今日は、「芎帰調血飲第一加減」について書いていきたいと思います。

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芎帰調血飲第一加減 は、主に「気滞血瘀」を改善する漢方薬です。
気滞血瘀とは、ストレスなどで気が滞り、それが長引いて経絡を阻み、
血の流れも滞った状態を言います。
症状は、イライラ、頭痛、めまい、手足の冷え、生理痛、疲労倦怠感などです。

瘀血というと、「桂枝茯苓丸」が挙げられますが、これは活血に重きを置いて、
血を補うものがないので、虚証の人には強すぎる場合があります。
しかし、芎帰調血飲第一加減は、21種ものたくさんの生薬から構成されていて、
血の流れを良くしながら、血を補っていきます。
また、その補助として理気(気の巡りを改善)、健胃(胃を整える)、
温裏(胃腸を温める)、温経(経絡を温める)、鎮痛などの働きもあります。

そのため「産後の聖薬」と言われていて、婦人科疾患にも広く応用されています。
なかなか虚証の人の瘀血の薬は少ないのですが、
芎帰調血飲第一加減はその中でも総合的によく考えられたよい漢方だと思います。




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夏バテ予防に、温かい食べ物を [養生法]

8月も後半に差し掛かり、夏バテされている方も多くなってきました。

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暑くなると、ビールやジュースなどの冷たい飲み物、
アイスやかき氷などの冷たい食べ物を食べる機会が多くなります。
また、そうめんや冷やしうどんなど、冷たくてさっぱりしたものばかりを食べがちです。

冷たいものばかりを食べていると、中医学でいう「脾胃」の働きが悪くなり、
食べ物の消化吸収が上手くできなくなってきます。
また、さっぱりしたものばかりを食べていると、栄養不足が起こりやすくなり、
気(からだのエネルギー)も不足して、ますます元気がなくなります。

夏バテ予防には、飲み物は常温で、食事は火を通した温かい食べ物を
食べるように心がけたいですね。

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私も今日は、しょうが入りの温かい鶏団子スープを作りました♪



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ホワイトボード [お店のお知らせ]

当店の店先には、手描きのホワイトボードを設置しています。
その日の出来事やお天気に合った小ネタ&おすすめの商品をちょこっと書いています。

例えば、こんな感じです。

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雨の日や風の強い日は設置できないのですが、営業日はほぼ毎日出していますので
通りすがりにちらっとチェックしてみてください (*´∇`)ノ
こちらのブログでも、また載せてみたいと思います♪



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よく熱が出てのどが腫れやすい方に [漢方薬の話]

雨が多くて、蒸し暑い日が続いていますね。
今の季節は、体にも熱がこもりやすく、風熱の風邪をひく方が多くなっています。

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風邪をひきやすく、よく熱が出てのどが赤く腫れやすい方に、
板藍根(ばんらんこん)のエキス粒をおすすめしています。
スッキリと爽やかなメントール味でなめやすく、
板藍根エキスがのどにジワーッとしみわたります。
赤くて痛い口内炎ができやすい方やお肌の吹き出物が化膿しやすい方にも、
毎日なめていただくと予防にもなりますよ。



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